お名前はんこのこと。子育てのこと。ぱんだ社員のこと。わくわくする毎日をつれづれ。

子育てと思い出と断捨離

これは、2010年だから
こうき3才。



並べるとね、
本当に大きく、
そしてたくましく育ちました。


昨日朝6時に、
急に神様が降ってきて、
ようやく片付けする気になった私。


むかーしむかし読んでいた
『花キャベツひよこまめ』
という漫画に、神様がふってくるのを待って、ものすごい勢いで、片付けをするという話があって、それ以来、神様がふってきてから片付けをすると 言い張る私。もう25年以上前に読んだ漫画。神様が降ってきたのは実に、2年ぶりかもしれぬ!(笑)




言葉が遅くて、
何をいっても理解してもらえず。

この時は、お財布をうっかり忘れてスーパーについてしまい、お目当てのゴセイジャーソーセージが買えなくて、今からお財布取りにいって、それから買おう!といっても理解できず。
30分この状態。。。
ようやく車に乗せて、暴れる暴れる。。

結局、すぐにソーセージ買ってもらえたのだけれど、もう、しんどかったなー。
ねないこだれだ のオバケを黒いTシャツにフェルトで作って縫い付けてあげました。

この時は、暇だったんだな。
オーダーも少なかったし、
手作り市にでても、売り上げ最高1万円とか、そういう時代。
女の子がほしくてほしくて、
でも男の子で。

それでもかわいいものを着せたくて、
でも売ってなくて。

それで始めたハンドメイド。

これは、うさぎのもふもふ帽子。
ショップカードにも小さく合成しているのはこの写真。

まだ借りている狭い狭いアパート。
履いているのはトミカで、
もっているのは、ゴセイジャーの変身ぐっずテンソウダー。


そんな貧乏な貧乏な
まだハンドメイドで稼ぐなんて
夢のまた夢の時代に、
こつこつと、食費を削ったりして、買い集めた生地。

まだ消ゴムはんこを始める前だから、
こんな風に既製品でお名前をつけたりしていました。

これを整理していたら
夜10時。
もう寝ていると思っていたこうきが、号泣して起きてきまして。


お母さん、
僕の思い出の生地。
売らないでほしい。



この時も手作りのもんちーぱんつでした。


返さなくて大変。。


言葉たいして、わかっていない時期だから、
それほど覚えていないのかなと思っていたのですが、


10歳になって、

覚えているものなんですね。

昨日の会話を思い出して泣けてきます。



まだこうきが小さいときは、本当にお金がなくて、はんこも売れてなくて。

                 
こういう生地を買って、小さなコースターをいっぱいつくって、ひとつ150円で売っては、こうきとアイスクリーム食べたりするお金にしていたんだよ。


だから、この生地、とても安くしているのは、もちろん中古というのもあるけれど、


そういう、まだ子供が小さくて、外で働いたり、デパートに出たり出来ないお母さんが、

このお買得な生地を買って。

少しでも楽しい時間に使うお金を稼いでもらいたいと思っている。




お母さんは、こういう端のところも、当時はもったいないって、縁取りに使ったり、とにかく捨てなかった。


だから、これもこのままきれいに畳んで、売るんだよ。



お母さんの部屋にあったら、
いつかかびてしまうかもしれない。


それより、
今、必要なところで、
こうたんの思い出みたいに、
いい思い出を、この生地が作ってくれたら

いいいんじゃないかな。



そうしたら
泣きながら、こうき。


そうだね。
僕のいい思い出と同じ思い出を

誰かが作ってくれたらいいね。


捨てるより、ずっといいね。



あの頃は、
この子、もう本当にめちゃくちゃで
言葉が遅いと
保健センターに呼び出されたり、
大変で大変で。



はんこも売れない。
布製品なんて、時給30円くらい。



でも、がむしゃらに頑張っていて、
それを、子供って見てくれていたんだなと思うと、

10年前の新米ママだった私に、
そのまま、迷わずに頑張れ!とエールを送りたい。



そして、これから、
この生地をつかって

何か始めたいママが買ってくれたら嬉しい。


出店料払えないくらいの、安さにしていたのですが、


そんなのいらないよ!と

西宮ママ倶楽部の 内藤一美ちゃんと

売れ残ったら持ってきてくださいと、
セレクトお洋服ショップをしている
いわつひろみさんが


声を掛けてくださりました。


9月13日
ママ倶楽部のサロンで私はマヤ暦で出るのですが、そこでと、
10月19日 風の工房さんで
いわつさんがされるお洋服のイベントで、

販売させていただけることになりました。


本当に感謝です。


なくなり次第、終了となりますが、
ぜひぜひ、そんな親子の思い出がつまっている生地。
見に来てください。

PANDA NO NIWA

お名前はんこ作家。年間2500個を超えるお名前はんこを作成。阪神間を中心に百貨店や各イベントに出店しています。8歳の男の子と4歳の女の子のママ。日々育児とハンドメイドと仕事に奔走中♪

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